【英語】子どもが英語を始める年齢は早い方が良い3つの理由

子どもに英語をやらせたいと思っているが、子どもがどれくらいの年齢に達してから、英語に触れ始めるのがベストなのかという疑問があります。

何となく早く始めた方が良さそうだということは聞いたことがあるかもしれませんが、具体的な根拠と正確な開始時期(年齢)は良く分かっていないという方が多いのではないでしょうか。私もそうでした。

また、早く始めた方が良さそうだけど、日本語もまだまだこれからな状態だから、まだ検討しなくていいかと一旦保留している方もいらっしゃるかもしれませんね。

本ページでは、子どもが母国語(日本語)以外の外国語(英語)を早く始めた方がいいかどうかについてについて書いていきたいと思います。

子どもが英語を始める年齢は早い方が良い

結論から言うと、早く始めた方が良いです。

こう結論したのは、何もGoogle検索の上位に表示される英会話教室のホームページやブログでそう書いてあったからという理由ではなく、海外でそのような研究結果が出ているからです。

※英語のページになりますが、直接そのような情報が書かれたページを参照したい方のために、有益な記事のリンクを貼っておきます。こちらの記事から、ワシントン大学やハーバード大学のページなど様々な研究に関する記事に飛べます。

さて、早く始めた方が良いと結論づけましたが、これは第二言語を学ぶ場合の一般論としての結論です。英語は早く始めた方が有利だが、子どもと生活されている親御さんや、各家庭の教育方針によって、いつ学習を開始するか検討していただければ良いと思います。

その検討材料として、以下に、なぜ早く学習を開始した方が良いかの理由を書いていきます。本ページのメインディッシュです。

子どもが英語を始める年齢は早い方が良い3つの理由

なぜ早く始めた方が良いのか。最も重要だと感じた理由3つを厳選しました。

①高い英語力が身に着く(=ネイティブレベルになれる)

まず、英語を学習する年齢が早ければ早いほど、高い英語力を習得することが可能です。おそらくほとんどの人がこの点を期待していると思います。そのとおりです。

英語が話せるとか、ペラペラとか、ビジネスで使えるレベルとか、いろいろなレベルがあると思いますが、ネイティブレベルに到達するには、早い方がいいです。早くないとダメです。

特に、聞き取る力綺麗に発音する能力は早ければ早いほど有利です。

アメリカはダートマス大学の研究(※脚注1)によると、10代の時期が過ぎると、脳が変化し、外国語を習得することが極めて難しくなるとのことです。

これは、大人になると外国語の習得が出来なくなると言っているわけではないですが、幼児期のころの学習効率とはかなり異なるという意味になります。

中には、ネイティブレベルにならなくてもいいとお考えの方もいるかもしれません。ここでは、英語(または第二言語)は学習開始年齢が早ければ早いほど、より容易に高いレベルに到達出来ると頭に入れていただければ幸いです。

もちろん早く始めれば、英語に対する抵抗意識もなくなり、後々の学習がよりスムーズで効率的になるという利点も見込めます。(3歳4歳ごろは、いくら情報を与えても圧倒されないという特徴があり、抵抗なく学べるとのことなので、それくらいの年齢で英語に慣れておくと良いということになります。)

また英語に限らず、生まれてから最初の数年間で吸収したことは、その後の人生において有利に伸ばすことが出来るようになるそうです。子どもに英語が出来るようになってほしいと考えているのであれば、早い時期から英語に触れさせておきましょう。

②創造性や論理的思考能力、心の柔軟性が伸びる(=頭が良くなる)

ハーバードの研究によると、早い年齢で第二言語を始めることで、言語能力だけでなく、創造性論理的思考能力心の柔軟性が向上するとのことです。

これは、単純に言い換えると、英語が出来るようになるだけでなく頭が良くなるということです。

これは学校に行くまでの年齢、特に1歳~3歳の間は、子どもにとって極めて重要な時期で、態度や思考、学習の土台が出来上がる時期だからです。

この年齢の人間の脳にとって、第二言語を学ぶことは、第一言語を学ぶことと同じくらい容易とのことです。

また、母国語をマスターした後に第二言語を学ぶ子について、外国語も流暢にはなるが、二つの言語を同時に学んでいる子ほどのレベルには到達しないという研究結果もあるようです。

③学習能力が発達する

英語を早い年齢で学習すべき3つ目の理由は、英語の能力だけでなく、物事を学ぶ力自体が育つということです。(=学習能力が発達する。)

研究結果によると、学習能力の50%は4歳になるまでに発達し、さらに30%は8歳までに発達するそうです。

早い年齢で第二言語を始めることにより、物事を学習する力を効果的に伸ばすことが出来るのです。

誤解のないように補足しますと、頭の良さの80%が8歳までに決まるという意味ではありません。単純に学習する力が8歳までに決まってくるという意味です。

実際に頭が良くなるかどうかは、その後の学習量と継続量で決まってくることは言うまでもありません。ただ、脳が物事を習得しやすい土台を築くことで、頭が良くなる確率はかなり高くなると言えるでしょう。

以上、本ページでは英語に触れる年齢が早い方が良い理由を3つ書きました。

早く触れさせるべきということは分かったが、日本語への影響が気になるという方もいるかと思います。その点は、別ページに書いていきたいと思います。

———————————————
記事中の脚注:

※1ダートマス大学(アメリカ合衆国ニューハンプシャー州)におけるバイリンガル脳についての神経科学の研究
http://www.utsc.utoronto.ca/~dunbarlab/pubpdfs/pettitodunbarIP.pdf
———————————————

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です